「飛び込み営業」と聞くと,もうずいぶん昔の手法であったり,コロナでなくなった営業手法と思われている方も多いと思います。しかし,不動産や通信系など飛び込み営業を行っている業界はまだ多く存在します。そこで,今回は飛び込み営業のコツについて解説したいと思います。私も新卒時代に飛び込み営業をやっており,かなりハードでした。その中で自分で感じたこともお伝えします。
飛び込み営業で意識することは?
飛び込み営業で意識することは,以下が代表例です。
①訪問数(行動量)こだわる
営業の契約件数は「訪問数×成約率」が基本です。成約率は営業の能力によって左右されますが,訪問数に関しては誰でも数字を上げることができます。訪問件数が30件で成約率が7%だとすれば,契約数は2件の計算です。逆に,成約率が3%でも,訪問件数が100件なら3件の契約が見込めます。
経験が浅いうちは,訪問の数を増やすことを重視するようにしましょう。回数を積むごとに自身の強みや弱みが分かるようになってくるので,その都度改善を繰り返せば成約率の向上につながります。
②断られるのが当たり前と考える
飛び込み営業やテレアポを繰り返していると,断られるのが不安でアプローチできなくなるケースがあります。訪問恐怖症や電話恐怖症などとも呼ばれており,営業職が辛いと言われる要因に挙げられるケースが多いです。どんなトップ営業であっても,百発百中で成約になることはありません。
自社製品が必要のない企業に訪問すれば断られて当たり前であり,責任ではないと開き直ることも大切です。もちろん,営業パーソン自身のトークや第一印象に問題がある可能性も0ではないので,定期的にロールプレイングやシミュレーションを行い,営業スタイルを見直すようにしましょう。
③選り好みせずすべて訪問する
飛び込み営業をする際に訪問先を選ぶ営業パーソンも少なくありません。自社製品を必要としていそうなところを考察するのはいいことなのですが,それは外回りの時間外にやるべきことです。外回り中は訪問することに集中し,可能な限り範囲内にある企業は訪問するようにしましょう。訪問数を上げることで,成約につながる可能性も底上げされることになります。
訪問時の注意点
飛び込み営業は関係性のない会社や個人宅を訪問します。初回は以下のことを意識しましょう。
①はじめての飛び込みで売り込みはしすぎない
初訪問で売り込み要素を前面に出してしまうと,高確率で警戒されます。まずは顔見知りになることを目的として,商談は2回目以降に持ち込む方が成約につながる確率が高いです。初回の訪問では,企業が抱える課題や問題も不明確なので,まずは話をさせてもらえるような関係性を構築しましょう。
②身なりをしっかり整える
ビジネスマンとしてのエチケットは特に気を付けておきましょう。自身では大丈夫と思っていても,寝癖やスーツの汚れ,口臭などで相手に不快感を与えてしまう可能性があります。身なりは徹底して清潔にしておくことが重要です
まとめ
今回は飛び込み営業について記載しました。飛び込み営業は大変な面も多いですが,新規開拓をする上で有効な手法ですです。行動量が特に大切になるので,しっかり数を追っていきましょう。