「今後伸びる業界に行きたい」「将来性のある仕事に就きたい」新型コロナウイルスの影響もあり,転職を検討される方のなかには,このようなことをおっしゃる方が増えました。「具体的にどのような仕事や業界がそれに当てはまるのか?」という質問も多くいただくので,回答をしていきます。
将来性のある仕事とはどのようなものか?
みなさんが「将来性のある仕事」とあげるときは,以下のようなものが多いです。
- 景気の影響が少なくニーズが高まっている
- 業界が継続的に成長している
- 社会的なニーズがなくなり辛い
- AI(人工知能)に代替され辛い
景気によってニーズ変動が少なく,誰かに仕事が奪われづらい仕事というものがよくあがります。
「こんな仕事があるのか?」ということを思う方も多いですが,実際にこのような業界や仕事は存在します。それでは,具体的にどのような仕事や業界が代表例としてあげられるか見ていきます。
具体的な職種や業界は?
以下がその代表例になります。
- IT業界のエンジニア職
- 介護・福祉
- 建設・建築
- 資格がないとできない仕事(弁護士や税理士など)
いわゆる「働き手が足りていない」や「高い専門性が必要」な業界が代表例になります。
以上の業界は,新型コロナウイルスの影響が大きくなり出した,2020年の春にも求人数の影響はほとんど受けませんでした。今後も,上記の業界や職種の必要性は高まっていくものと考えられているので,上記業界の中でスキルを磨いていくと今後も仕事に困る可能性は低いでしょう。
将来性のある仕事につければ安泰なのか?
「将来性のある仕事につけたから大丈夫!」と捉える方も多いのですが,本当にそうでしょうか?
実際,普段感じるいちばんの勘違いがこれになります。「この仕事に就ければ給与も上がり,今後も転職では有利になるだろう」とお考えの方が多いのですが,決してそうではありません。
上記で紹介した業界や仕事も他の仕事と変わらず「高スキル」な方の年収は青天井ですが,「人並み以下のスキル」の方は待遇も人並み以下になってしまいます。
文字で見ると「当たり前じゃないか?」と思う方もいらっしゃると思いますが,この勘違いは本当に多いです。あくまで「高スキル」な方が良い待遇を得られると考え,スキルアップには努めてください。
まとめ
「将来性のある仕事に就きたい」とはみなさんお考えになると思います。ただ,いちばん大切なのは,「その仕事が自分がスキルを磨いていきたいと思えるものなのかどうか?」ということです。自分に合った仕事を探せるよう頑張ってみてください。
(転載元:JOB COMPANY)