今回は,昨今の採用では必ず使われる「ダイレクトリクルーティング」について書かれた本を紹介したいと思います。『この一冊でスカウト採用の全てがわかる! ダイレクトリクルーティングの教科書』は,ダイレクトリクルーティングの基礎的な内容を網羅している本です。ダイレクトリクルーティングの基本に立ち帰りたいと思った時に読む本としておすすめなのでご紹介します。
そもそもなぜダイレクトリクルーティングをするのか?
ダイレクトリクルーティングが必要となってきたのは,ここ5, 6年かと思います。なぜ必要になってきたかというと,今までの待っているだけの採用では良い人材を採用できなくなってきているからです。
そこで,採用チームから積極的にアプローチしていくダイレクトリクルーティングの必要性が高まりました。本書でも,ダイレクトリクルーティングが必要になってきた背景やおすすめのツール紹介や比較など詳細が書かれているので,これからダイレクトリクルーティングをはじめたり,運用で悩んでいる方は読んでみると良いでしょう。
私もさまざまな企業の採用現場で仕事をしていますが,基本的に相談されることが多いのはダイレクトリクルーティングについてです。この運用がうまくいっている企業は,採用に基本的に採用がうまくいっているという印象があります。
ダイレクトリクルーティングで成果をあげるには?
本書でも詳細が記載されていますが,ダイレクトリクルーティングで成果をあげるポイントは「オペレーション」に尽きると考えております。「スカウトを対象に毎日何通送るのか?」「時間をどうするのか?」「カスタマイズはどこまでするのか?」など考え出すときりがありません。
「オペレーション通りにやるのは,当たり前ではないか?」と思う方もいると思います。しかし,1日もかけることなく,クオリティの高いスカウトメールを投げ続けるというのは想像以上の現場負荷がかかります。成果を出すには,実際にかかる工数とリソースを確認し,リソースが足りなければ人員を増加してでもやり切る必要があるからです。
そして,ここまでやれているのは全体の2割程度しかないので,反対に言えば,やれば勝てる確率が高いということになります。
まとめ
今回は『この一冊でスカウト採用の全てがわかる! ダイレクトリクルーティングの教科書』を紹介させていただきました。採用難の時代は今後も続きます。今一度,自社の採用体制を見直したいという方は一読してみてください。どの分野でもそうだと思いますが,基礎的なことを振り返ると,物事が進むというのは多くあります。みなさんの採用活動のきっかけになれば幸いです。
書名 | この一冊でスカウト採用の全てがわかる! ダイレクトリクルーティングの教科書 |
著者 | 中島 大志 |
出版社 | 扶桑社 |