内定がない自分はやばいのか? 22卒の就職活動の現状とアドバイス

人材コラム

6月1日から経団連加盟企業の選考が本格化されました。それに伴い,もう内定を獲得している友人がいたり,選考が順調に進んでいそうな友人の話を聞いて,焦っている方も多いのではないでしょうか?

今回は,そのような方のために,「今,内定をもらえていないことはまずいのか?」ということについて解説していきたいと思います。

22卒の現在の内定状況

現在の就職内定率は「68.5%」と,売り手市場と呼ばれた2020年卒新卒生と大差がない状況となっています。新型コロナウイルスの影響で採用活動が不透明な点はありましたが,いざ蓋を開けてみると,売り手市場時と変わらずと学生優位の状態が続いています。

また,以前から言われていることですが,6月1日の選考開始が形骸化していることが浮き彫りになりました。企業は他社に負けないように選考を早め,学生はインターンシップや各種情報を早く掴んで動いた方が内定を独占していく形になっていると推察できます。

参考:来春卒大学生、すでに7割内定 コロナ前と同水準 | 共同通信

内定がない自分はまずいのか?

上記データを見ると,「この状況で内定がない自分はまずい」と焦る方が多いと思います。

たしかに「大企業以外は行きたくない。知名度が大切」という方にとっては,少し厳しい状況と言えるでしょう。大企業はこの時期で内定を出し切ってしまい,来年度の採用活動に軸を変えていきます。

しかし,通年で採用活動を行う大手企業も存在するので,諦めずに応募はしていきましょう。

また,就職活動をなんとなくはじめて,気づいたらみんなが内定を獲得していて,自分は「やりたいことも何も決まっていない」と焦る方もいらっしゃると思います。

こういった方は,一旦落ち着きましょう。ここで何でもかんでもエントリーを進めてしまうと全く思っていたのと違う環境の会社に入社を決めたり,落ち続け就活疲れを起こす可能性が非常に高いです。

「業界研究」や「自己分析」も大切なのは間違いありませんが,これらは答えもなく終わりもない作業になるので,まずは「給与や休みなどの条件面」から考えていき,それに合致する業界や職種を選択するようにすると良いでしょう。

このときの注意点としては,希望条件を出すと「そんな好条件の会社はない」というような条件が並んでしまうので,条件を「must」と「want」に分けて整理するようにしましょう。これができると「規模や知名度に関わらず,自分の希望に合った会社を見つられる確率が高まります。

他の人が内定が出ているということは,採用枠自体はちゃんとあり,自分の内定率も高い可能性があるということです。手前の内定に焦らずじっくり頑張ってください。

まとめ

就活生にとっては,自分が内定が出ないというのはかなり焦りを感じると思います。利用していなければ,大学のキャリアセンターや人材紹介会社を利用するのも検討してみてください。社会人経験のない方がひとりで考え込むよりも,第三者視点のアドバイスをもらえると思いますよ。

(転載元:New Mage

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