あけましておめでとうございます。2021年も新型コロナウイルスの話題が尽きない1年でしたが,ワクチン接種も進み,感染者数も減ってきており,少し光が見えてきた年だったのではないでしょうか。2022年はコロナウイルスも落ち着き,明るい話題の多い1年になることを願いたいです。
さて,年明け最初のコラムは「伸びる業界の就職」について解説していきます。
伸びる企業はどうやって見つければ良いのか?
よく聞かれるのはこの質問です。やはり就職/転職をするのであれば,これから伸びそうな業界や企業に入社したいという方は多いですよね。結論から言うと,「1, 2年に成長する会社を想定することはある程度できますが,5年後も伸び続けている業界や企業」を探すのは困難です。この先,何が起こるかわからないですし,新しいトレンドが生まれると構造が変わってしまうことも多いからです。
では,その中でも見つけていく方法をお伝えします。短期的な視点であれば,「流行りのワード」に注目をしてください。2022年現在だと「Saas」「○○Tech」「DX」でしょうか。数年でトレンドが変わりますが,このトレンドをメイン事業としている企業は,短期的に伸びる可能性が高くなります。
ただ,トレンドに乗るためだけに企業名やサービス名を流行りのものにしているだけの企業もあるので注意は必要しましょう。
5年後以降も伸びる業界や企業を考えるのであれば,代表の方が「地に足のついた発言」を面接をはじめ,さまざまな場でよく発言されているかに着目しましょう。スタートアップではそうするのも戦略なのひとつですが,「夢を語る」ことで今後の可能性を内外に伝えることが多くあります。
これらの企業の中には,本当に「夢を語る」で終わる企業もあれば,伸び続ける企業もあります。顧客ファーストとして,小さくても面倒な問題をコツコツ解決できている会社かどうかは大きいので,サービス内容や面接などみて想像するようにしてみてください。
伸びる企業に入るより経験を活かせる分野に関わろう
「伸びる企業に入れたら一生安泰!」ということはありません。企業がいくら伸びていても,自分自身の活躍がないと給与が上がらないのは当然,社内に居続けることも難しいでしょう。注目すべきは,「自分自身が活躍できるかどうか」という点です。
そのため,職種を思いきり変えることはあまりオススメできません。最近,流行りのプログラミングスクールを活用して,ITエンジニアとしてキャリアアップを目指したいという方も多いですが,25歳くらいまでの方なら良いですが,それ以上の年齢の方はリスクも大きいと思います。
そこで,自分自身が経験してきた中で経験を活かせそうな分野に入ることを考えましょう。特に転職者の方は「即戦力」として見られます。「活躍できる職種」を考えて転職活動を行ってみてください。
まとめ
今回は「今後伸びる業界と企業」について解説させていただきました。伸びる分野に身をおくことも大切ですが,自分が活躍できるかどうか以上に大切なことはありません。それを考えた上で,業界や会社を定めていきましょう。
(転載元:JOB COMPANY)