戦略コンサルタントとはどんな仕事をするのか? 各種コンサルとの違いについても解説

人材コラム

近年,「コンサルタントになりたい!」という方が増えています。

今までコンサル業界は外から見てもどのような仕事か掴みづらく,とにかく頭の良い方が働いている環境という認識があり,コンサルタントを目指そうという方もそこまで多くはありませんでした。

ただ,昨今のSNSなどの普及やコンサル業界が未経験者を受け入れ始めたため,転職先の候補として上がることが増えております。今回は,最近注目のコンサルタントについて触れたいと思います。

そもそもコンサルタントとは何をする仕事か?

コンサルタントの仕事は,企業の経営層が抱えている課題を解決する方法を提案することです。

クライアントの相談は多岐にわたり,たとえば,中長期の事業計画や新規事業の立案,マーケティング戦略や海外進出,会計や人事といった専門的なものまであります。

コンサルタントはまず,その企業の業界における立ち位置や客観的評価も含めて調査,また社内の従業員や利害関係者にインタビュー等も行います。そして,内外の調査から得られた情報を統合・分析・検証をした上で,その企業に最適なプランを提案します。

わかりやすく言うと,企業が求める課題や新規事業についての調査を徹底的に行い,そこから次にとるべきアクションを設定しています。「それくらいコンサルティング会社を利用しなくても自社でやれるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが,社内で完結するデータの量ではありません。

また,コンサルティング会社は優秀な社員も多いため,一時的にそのリソースを利用できることは企業側に大きなメリットになるのです。

いろんなコンサルがあるが,それぞれの違いは?

コンサルタントと言っても,ITコンサルタントやビジネスコンサルタント,戦略コンサルタントなどさまざまな種類のコンサルがあります。それぞれの違いを簡単に解説していきます。

戦略コンサルタント

クライアントの要望に対し,その目的を達成するためには何をすべきか,どのような手順や期間で実現するか,具体的なソリューションを提案します。枠組みを作り,セットアップを行うプロデューサー的な役割です。経営者と共に,まさに「戦略」を決めるのが戦略コンサルタントになります。

ビジネスコンサルタント

ビジネスコンサルタントと経営コンサルタントはほぼ同義です。計画の大枠である戦略を実行可能な段階まで具体化し,システムを構築・運用するための「戦術」を決めるのがビジネスコンサルタントです。企業内に入り込んで,社内に戦略をしっかり浸透させ,実行まで支援・指揮するディレクター的な役割になります。

ITコンサルタント

ITコンサルタントもまた,ビジネスコンサルタントの一種です。IT分野で課題を抱えている企業や課題解決をITソリューションで行おうとしている企業に対して,リサーチや分析,提案を行い,システムの導入支援,改善までの実行支援も行います。昨今,企業ニーズが高まっているDX推進など,ITの専門知識と実行支援を必要としている企業は増えており,IT分野のコンサルの需要は高まっています。

まとめ

今回は戦略コンサルタントについて解説をしました。第二新卒クラスであれば,業界や職種未経験で受け入れてもらえることが増えました。業務内容や業界について事前に調べチャレンジしたい方はどんどんチャレンジしてみましょう。

(転載元:JOB COMPANY

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